カッコントウ
葛根湯は漢方の風邪薬として有名です。
葛根湯の中身を見てみると、葛根、大棗、麻黄、甘草、桂皮、芍薬、生姜の7種類です。
この葛根湯は、紀元200年ごろの医書、傷寒論に紹介されているほど古いものです。

薬局でもなかなかの売れ筋で、肩こりで困っている人にも勧められたりします。

さて、風邪を引いたとき、まず「熱あり」と「熱なし」に分けられます。
熱があるときは、体が一生懸命、免疫を上げてウィルスをやっつけている状態です。
こんな時に、解熱成分の入っている総合感冒薬など飲むと風邪が長引いたりします。

この時に葛根湯を使うと、さらに体をあっためてウィルスをやっつけてくれるのです。

なんとなく風邪の引き始めに葛根湯のイメージがありますが、風邪はまず体を休めるのが
肝心。そして熱がでてきて免疫がでてきたら葛根湯で助けてあげてください。

総合感冒薬はあくまでも風邪の不快な症状の緩和です。
休息、水分補給、睡眠でこの冬も乗り切っていきましょう!